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お月見
秋の気配がし始める9月。この時期になると、お月見の日がいつなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
「十五夜」「中秋の名月」とも呼ばれるお月見の日は、旧暦で15日目のことなので、9月の中旬から10月ごろと幅があります。
そして、今年は少し遅めの10月6日の月曜日です。
さて、お月見をする際欠かせないのは「月見団子」それから、ふわふわな姿が魅力の「ススキ」他にもこの季節ならではの季節のお花があると、雰囲気が出ておすすめです。
実はもともと「収穫前の稲穂」を子孫繁栄などの意味の縁起物として飾っていましたが、その稲穂の代用品として、ススキが飾られるようになったと言われています。
ススキの棘には、災いや病気を遠ざける「魔除けの力」があると信じられていたので稲穂の変わりとして抜擢されたのかもしれません。また飾るススキの本数は1本、3本、5本など奇数がよいともされています。
ススキと合わせて人気なのは何といってもピンポンマム。黄色く、まん丸な形が満月を連想させるお月見に最適のお花です。
他にも、秋らしい深い色合いのリンドウやトルコキキョウ、カーネーションを合わせると季節感も出ておすすめです。

余談ですが、1年の中で最も月がきれいに見えるこの日は、秋の、特にイモ類の収穫を感謝する日でもあり、それにちなんで「芋名月」とも呼ぶそうです。
お芋のお菓子と、好きなお花で現代版お月見をするのも楽しいのではないでしょうか?